カイロプラクティックとは

1895年、D.D.パーマーにより創案されたアメリカ発祥の療法です。
語源は、ギリシャ語の「手による」と「技術」の造語です。
手技療法の中で最も広く利用されている形態の1つで、身体の構造と機能に注目した専門医療です。
 
世界保健機関(WHO)や世界カイロプラクティック連合(WFC)によるカイロプラクティックの説明には、『神経・筋・骨格系の障害と、それが及ぼす健康全般への影響を診断、治療、予防する専門職』と定義されています。
また、その特徴として他の医療にはない生体力学的解釈によって治療方針を組み立て、『関節や脊椎に対して、アジャストメントもしくはマニピュレーションを含む徒手治療を特徴としており、特にサブラクセーションに注目する』とあります。
 
これは、人間の体を主にコントロールするのは脳につながる神経であり、脳を含めその働きがよくなれば自然に人は症状の改善とともに健康になる、という訳です。
その為に用いる治療方法は様々ですが、主に脊椎やその他の身体部位を調整することにより、ゆがみの矯正、痛みの軽減、機能改善、身体の自然治癒力を高めることを目的としています。

尚、カイロプラクティックでは外科的手術や薬物を用いず、神経筋骨格系の保存的療法を重視しています。

世界カイロプラクティック連合(WFC)とは

1997年にWHOの非政府組織(NGO)に加盟されました。

それを受け、WHOではカイロプラクティックを補完代替医療と位置づけています。 

WFCは、世界90カ国(2009年現在)のカイロプラクティック協会から構成されています。

WFCの目的は、世界中のカイロ関係者の間で、科学的研究の推進・教育の基準化・法制化の情報交換・カイロプラクティックの基準や職業としてのアイデンティティを作ることです。

WFCの日本代表は、日本カイロプラクターズ協会(JAC)です。

2005年には、「カイロプラクティックに関する基礎教育と安全性に関するガイドライン」(WHOガイドライン)が発行されました。

カイロプラクティックは現在、世界中で行われており、およそ45の国・地域で法制化されています。

※尚、日本においては未だに法制化されていません。

サブラクセーションとは

神経系の働きを妨げ、生理学的変化を起こす機能障害を含めた身体所見です。

アジャストメント/マニピュレーションとは

関節や脊椎を傍生理学的な運動範囲まで動かす手技です。

岡山のカイロプラクティック院 -五充-