カイロプラクティック関連用語

カイロプラクターとは


WHOガイドラインに準拠した基準の教育を修了した者を正規のカイロプラクターとしています。

WHOガイドラインとは


WHOガイドラインの目的は、『国民と患者を保護し、正規で、安全なカイロプラクティックの実施を推進する』にあります。
 
簡単にいうと、『患者が安心して、安全に治療を受けられる』ために、治療者に必要とされる知識と技術の教育基準です。
 
専門医による手術や投薬などの医療行為と同様に、カイロプラクティックもWHO基準の教育を修了したカイロプラクターによる治療は、問診や触診から得られた身体所見や医学的検査による評価をもとに、症状が適応か禁忌かを判断し、生体力学的な解釈と安全性を考慮した上での治療方針に沿った治療を行います。
 
カイロプラクティックは現在、世界中で行われており、およそ45の国、地域で法制化されています。
既に法制化されている国では、公式な大学の学位が確立され、職業は規定され、所定の教育基準が全般的に定められており、それぞれの承認機関の必要条件を満たしています。
しかし、日本を含む多くの国々では、いまだにカイロプラクティック教育が未発達で、正規な業務を規定する法律が確立されていないため、素人の術者が脊椎手技療法のテクニックを使用し、カイロプラクティックのサービスを提供しているのが実状です。
 

世界保健機関(WHO)は、国の健康サービスにおいて、安全で、有効な医療、製品、施術の適正利用を世界の国々と協力し、支援しています。
日本では唯一、東京カレッジ・オブ・カイロプラクティック(TCC)が国際認証(アクレディテーション)を取得し、WHO基準を遵守した教育を実践する正規なカイロプラクティック専門校です。

日本カイロプラクターズ協会(JAC)とは


1998年に設立されたカイロプラクティックの業者団体です。
WHOガイドラインに準拠した基準の教育を修了した正規のカイロプラクターのみが所属できる団体です。(当院も所属しています)
WHOの非政府組織に加盟しているWFCに日本代表団体(国内唯一)として1999年に加盟しています。
厚生労働省による統合医療推進事業を支援しています。

日本カイロプラクティック登録機構(JCR)とは


カイロプラクターを登録する独立組織です。
登録対象者は、WHOガイドラインを遵守した教育プログラムを修了し、更にカイロプラクター登録試験(JCR登録試験)に合格した者です。
(当院も教育プログラムを修了しJCR登録試験に合格および登録しています)
 
JCR登録試験は、第三者試験評価機関である、国際カイロプラクティック試験委員会(IBCE)から提供される試験問題を使用しています。
 
JCR登録試験登録者の名簿は、厚生労働省(医政局医事課)や関係省庁へ提出されます。
(当院も厚生労働省などに名簿提出されています)
※2017年11月現在の登録者数(525名)

東京カレッジ・オブ・カイロプラクティック(TCC)とは


日本で唯一、国際認証(アクレディテーション)を取得し、WHO基準を遵守した教育を実践する正規なカイロプラクティックの専門校です。
(当院も卒業しています)
WFCとJACからの公認を受けています。
 
WHOガイドラインに準じたWHO基準校は、世界に40校以上あります。
 
正規なカイロプラクティック教育は、第三者評価機関であるカイロプラクティック教育審議会(CCE)からアクレディテーションを受けたプログラムです。
世界の4つの地域に各CCEがあり、相互のアクレディテーション協定によって、隣接国で行われている教育機関としてのカイロプラクティック・プログラムの在り方を厳格な規定により管轄しています。
尚、日本はアジア大洋州カイロプラクティック教育審議会(CCE―A)の管轄下にあります。
 
アジア太平洋カイロプラクティック教育機関連合(CCIAP)のメンバー(TCCを含む8校が加盟)です。

国際カイロプラクティック試験委員会(IBCE)とは


アメリカの国家試験を運営している全米カイロプラクティック試験委員会(NBCA)の協力のもと、国際的な第三者試験委員会として設立された組織です。